年季の入ったスーパーファミコンのくたびれ感がすごいので外装塗装をしてみた結果→なかなか良さそうな見た目になった

現在レトロゲームにハマって実家から古いゲーム機を引っ張り出して遊んでいるのだが、さすがに年季の入ったレトロゲーム機は黄ばみがすごくてリビングに置くには少々見栄えが悪いということで、今回はスーパーファミコンの塗装に挑戦してみた。

スーパーファミコンの自身が当時使用していたもはあるものの、万が一壊してしまった時のために予備機を購入して塗装することにした。

今回用意したスーパーファミコンはセカンドストリートで購入。

ジャンク品で税込み550円。

ジャンク扱いであったが自宅に戻り確認してみるとちゃんとゲームもできた。

  • まずは分解

本体裏面の見える部分のネジをすべて外すと簡単に本体は開く。本体裏面のネジはスーパーファミコンカートリッジに使われている特殊なネジになっているので専用のビットが必要になる。

ここからも見えるネジを片っ端からすべて外していくのだが…

見える分のネジを外すだけでは基盤は取れず、少しわかりずらい部分だけ補足しておくと

画像右上の丸印のパーツは端子で基盤と接続されていてこのパーツは真上方向に引き抜くことができる。このパーツを外すと下にネジがあるのでそこを外すことで外装から基盤を取り外すことができる。

スーパーファミコン本体の型によってつくりが違うようなのでそこは適宜対応してもらいたい。ちなみに今回使用した本体は初期のものらしい。

コントローラー接続部の外装はツメで止まっているので外せばOK。コネクタ部分が硬ければ無理に外さなくても外装と基盤を分離することが可能。

これで基盤の取り外しは完了だ。

本体上部のパーツの多くはツメで止まっているので、裏側からツメを押して、折らないように気を付けながら取り外していく。

ツメで付いているパーツには長いツメと短いツメがあるので取り外すときは短いツメから外し、最後に長いツメという順に作業するとスムーズに取り外すことができる。取り付けるときは逆に長いツメを固定してから短いツメをはめるようにすることで無理な力をかけずに取り付けることができた。

  • 塗装を開始していく

あまり金をかけたくないこともあり、手持ちの自動車パーツの補修で使ったスプレー類を使用して塗装していく。

用意したものはシリコンオフ、プラサフ、塗装用ラッカースプレー(ゴールド)、上塗り用のクリアスプレー。

まずシリコンオフで塗装面の脱脂をする。

改めてみるとかなり気合の入った黄ばみ具合だ。

次に塗装の下地としてプラサフを塗っていく。

薄く重ね塗りしてみたが、なかなか順調な滑り出し。プラサフを塗っただけで元のスーパーファミコン本体カラーのようにも見えるのでこのまま組んでも良さそうに思える。

そしてカラーの塗装

我ながらかなり満足の出来栄え。イイ感じのゴールドだ。

仕上げに気持ち程度のクリアを吹き付け塗装は終了。

組み上げたものがこちら

なかなかカッコよいのでは無いだろうか?

組んだ当初はぱっと見黄ばみが尋常じゃないスーパーファミコン本体に見えなくもなく、色の選択をしくじったかと思ったが、見慣れるとなかなかゴージャスでカッコよく思えてきた。

しかし一ヶ所しくじりポイントが…

パワーボタンの枠を塗り忘れてしまった。

本体を分解してから塗装用スプレーを用意するまで日数が空いてしまったので凡ミスである。

後日、その部分だけ塗りなおしました。

組付け時にグダグダした分小傷などが少々付いてしまい近くで見ると粗が目立つが、遠めに見るとなかなか良く見え自分としては満足できる出来栄え。これならリビングにおいても最新ゲーム機に見劣りすることもないようなあるようなといった感じだ。

たぶんもう一回塗装することがあればかなりのクオリティに仕上げることができると思う。

そこまで難しいこともなく塗装を完了することができた。

自身が経験した注意点を少々まとめておくと

  • 分解途中でこまめに画像を取っておく。

そこまでネジ本数は多くないが甘く見てるとネジが余ったりするので注意。バネの取り付け個所もあるので取り外し時に状態を画像で記録しておくと後から便利だ。

  • 基本的なことだが塗装は薄く何度も塗り、完全に乾かす
  • ツメのあるパーツの組付けは構造を理解して無理な力をかけないようにする。

本体上部のパーツは組付けの順番があったり、一つのパーツでもツメの長さに違いのある個所もあるので無理な力をかけずに組付けられる様に先にどこを固定すればよいのか少し考えたほうがスムーズに組み立てらるように思った。

特に難しいこともなくやってみると意外と簡単にできるので興味のある方は挑戦してみてはいかがだろうか。

Photos:私の中のおじさん

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