steamで販売されているゲーム「dating simulator」
どんなゲームかと言うと、「様々な人と出会い、交流するシミュレーションゲーム」と、steamのページには書いている。そして、「電話アプリでマッチングを開始」、「ベッドでハッピーエンドを迎えるシミュレーションゲーム」とも書いている。
実生活では異性との交流も少なく、多少さみしい気持ちを抱える筆者にはうってつけのゲームである。このゲームで少しでも寂しさを紛らわせられたらという気持ちでプレイを開始してみる。
- まずはキャラメイクから
どう設定してもあまりイケメンにはならなそうなビジュアル。それでもいろいろといじって完成したのはおとぼけ顔にジーンズにグレーのロンTの私だ。
- ゲームをスタートしてチュートリアルを進めていく
画面左上の指示に従って行動するのだが、それにしてもスタート時点の家も車も酷い。
家はドアもないボロ小屋。車も錆がスゴイ。
- まずは「車で職場へ」
なぜゲームの世界でも通勤しなきゃいけないのかと思いつつ職場へ赴く。
生活の糧は労働だからまずは働けということだろう。何をするにもお金は必要。無いよりはあったほうが良い。それがお金だ。
職場に到着。どうやら私は工事現場で働いているようだ。
現場では作業場所でボタンを長押しするだけで10ドル貰える。賃金は適正なのかわからないが、なんか楽に10ドル稼げるので、とりあえず稼いでおく。そして、100ドルたまったので早速…
- マッチングアプリを使用してみる
チュートリアルだからかすぐにマッチングされたようだ。相手はMary 26歳。
- さっそく彼女を迎えに行く
現れたのは皮膚がブルーチーズみたいになってるヤバイ人。なんかコエーよ。
- そんな彼女と食事へ
テーブルに着き、多少会話のやり取り。
音声はボイスと言えるものでは無く、例えば「どうぶつの森」のキャラクターがしゃべるときの音声から可愛らしさを無くした音声。正直なところ不気味だ。
会話内容はすっかりおなじみの自動翻訳。言ってることがわかる様なわからない様な具合で話のかみ合わない感がすごい。
そして、なぜか私は彼女に釣り合わないと言われ、一方的にフラれた。
彼女の外見に自身の命の危険を感じなくもないので正直好かれなくてよかったのかもしれないが、フラれるのはやはり寂しいものだ。
彼女は去り際に私に50ドルを渡し、「これで家に家具でも買いな」と言って去っていった。
とりあえず、言われた通り家具（椅子を一脚）を買って家に帰った。
ボロ小屋に薄いマットレスと椅子一脚。何とも切ない風景だ。
チュートリアルはこんな感じだが、なんともパンチの効いたチュートリアルだった。
とにかく、マッチング相手がヤバかった。Mary＝ヤバイだ。
チュートリアルとはいえ、何かゲーム全体にヤバい感じが漂っている。
その後、淡々とゲームを進めていく。
仕事は工事現場のほかにも荷物の配達や釣りなどがある。働いてお金を貯めて、服や車、住居や家具などをどんどんグレードアップできる。
クラブやバー、カードギャンブルのできる施設もあり、できることはいろいろとあるようだ。
- そして…
何だかんだでマッチングも進め、何とか異性と関係を持つことができたのだが…
行為の感じがこれまたヤバイ。
スペースキーを押して絶頂までということなのだろうが、小刻みに動く彼女の姿はまさにホラーだ。
何かとても切なくなってしまった。とてもではないがベッドでハッピーエンドは迎えられていない…
- プレイした感想は
実生活で出来そうなことをゲームでプレイする。まさにシミュレーター。
ゲーム自体のつくりは実に荒いが、題材は良く、なかなかの意欲作だと思う。
自動翻訳なので仕方のないところだが、異性とのやり取りをもっと駆け引きを必要とした内容にしたり、行為の内容もグレードアップしたりと洗練されれば、なかなか楽しめるゲームになるのではないかとは思った。
いかんせんバグもそこそこあり、肝心のマッチングアプリでの異性との交流も淡白な印象、自動翻訳で会話に感情を入れれないところも残念だ。
それでも、チマチマとお金を貯めて、自分の身の回りをグレードアップしていくという点は個人的に嫌いではない。定番の箱庭ゲーといった感じだ。
とてもではないが万人受けするゲームでは無い。おすすめはできないがsteamセールで安く購入できるときに怖いもの見たさでやってみるのも良いかもしれない。
今回の結果として独身中年男性の心の隙間は埋まらなかった…
参考リンク、screen shot：Dating Simulator
