子供のころは頑張ればフェラーリも買えるものと思っていたが、いざ社会に出てみると生活の厳しさを実感したものだ。フェラーリはもちろん当時のスカイラインGT-R(R32)すら買えないことに気づいてしまう。自身の頑張り具合が足りないのかローンを組む度胸がないのか微妙なところだがとてもじゃないが買えないのだ。
実車が買えないなら。ということで
- トミカのフェラーリを買ってみた
購入したのはフェラーリF40。
このF40は「トミカプレミアム」というシリーズで通常のトミカでも実車の再現度は高いと思うのだが、プレミアムはさらにリアリティを再現した「大人のためのトミカ」シリーズなのだ。
感想としては素晴らしいの一言。フェラーリなのでデザインはもちろん良い。実車は見たことはないが細部までしっかりと再現されているであろう、かなりのカッコよさ。
このF40を眺めながら酒を飲んだら酒がすすむことは間違いない。
- そしてこのF40「トミカプレミアム」なだけに味なギミックが…
リアが開閉してエンジンルームが見えるのだ。
エンジンルームに見えるのは2936ccV型8気筒DOHCツインターボエンジン。最高出力は478馬力。
そのターボ特性から、あのF1ドライバーのゲルハルト・ベルガーに「雨の日には絶対に乗りたくない」と言わせるほどのじゃじゃ馬っぷりで有名だ。これだけでハイボール追加で3杯は確実だ。
正直なところどうせオモチャだろうとあまり期待していなかったがあまりのつくりの良さに心を鷲掴みされてしまった。
- そういうことで
追加でフェラーリ数台とランボルギーニまで購入してしまった。
数台並べて眺めてみると…
カッコいいのだ。
もちろんトミカなので乗ることはできない。だが何とも言えない所有感があり満たされる。ちょっとしたセレブになった気分だ。勢いで数台購入したがトミカをコレクションする人の気持ちはわかる気がする。だってカッコいいんだもの。
酒を飲みながらどう転んでも買えないであろう車を眺めるのはトミカを見て「カッコいいなー」と思う感情と、買えない車のおもちゃを眺めるもの悲しさが同居して何とも言えない哀愁が漂う。
いろいろと考えすぎると切ない気持ちになるかもしれないが、トミカ自体は定価で購入すればそれほど高いものでもないし、ちょっとした大人の趣味としてコレクションするのも良いのではないだろうか。
参考リンク:トミカプレミアム
photo:私の中のおじさん