以前の記事『「ハードオフ」でジャンクのファミコン互換機を買ってみた』以来すっかりレトロゲームにハマってしまい、自宅のスーパーファミコンを押し入れから引っ張り出し、最近はスーパーファミコンソフトを買い漁っているのだが…
ハードオフで購入した「半熟英雄」
ジャンク扱いで110円だが、なんら問題なく動作する。
スーパーファミコンが全盛期の頃に友人から借りてプレイしていたこともあり、クリアもしていなかったので購入して順調にプレイしていたのだが、数日たったある日セーブデータが消えていた。
そこまで長時間プレイしたデータではなかったのでショックはリトルだった。
久しぶりに味わうこのセーブデータが消える感覚は今でこそ懐かしく感じられるものの、やり込んだゲームのセーブデータが消えようものなら、当時のキッズであれば発狂して本体ごと叩き割っていることだろう。
スーパーファミコン版「半熟英雄」は1992年発売の約30年もの。さすがにバックアップの電池が切れているのだろうと思い、今回電池交換に挑戦してみた。
用意した工具はハンダ、ハンダごて、ハンダ吸い取り機、タブ付き電池。
タブ付き電池はamazonで10個1780円(2024年3月時点)で購入。
この他にスーパーファミコンソフトを開けるのに特殊なネジ回しが必要。
今回は所有している精密ドライバーセットにちょうど良いものがあったのでそちらを使用した。
まずソフト正面の2本の特殊ネジを外し、ソフトを開き基盤を取り出す
左上にあるのがバックアップ用の電池だ。
電池の裏側、端子部分にハンダごてを当てハンダを溶かし電池を取り外す。
この時、逆側からマイナスドライバーなどで電池を外す方向に力を加えながらハンダを溶かすと、スムーズに外すことが出来る。今回はラジオペンチを使用。
電池を外したら溶かしたハンダ部分を吸い取り機でキレイにし、用意していたタブ付き電池の端子を基盤に差し込みハンダ付けすれば完成。ちなみに電池には向きがあるので注意が必要だ。
起動確認してみたが、全く問題なし。
ゲームをセーブし、数日様子を見たがしっかりとセーブデータが保存されていた。これで電池切れによるセーブデータの消失は無くなるはずだ。
やってみると意外と簡単で慣れると作業に5分もかからない内容。
レトロゲームを実機でプレイしようという方はソフトのバックアップ電池が寿命を迎えていることも多いと思われるので、電池交換作業に挑戦してみてはいかがだろうか。
photo:私の中のおじさん