仕事のストレスをバールでなぎ倒したい衝動(※注:あくまでゲームの話だ)を抑え、私は今日もいつもの「ハードオフ」へと向かった。 整然とした棚をスルーし、向かうは「ジャンクコーナー」。そこで、他の有象無象のケーブル類を黙らせるほどの圧倒的な存在感を放つ黒い塊と目が合ってしまった。
HORI製パチスロコントローラー「玄人(くろうと)」

動作未チェックで、価格は1,650円(税込)。 かつて「鉄錆の芸術」こと三角頭のフィギュアや、「氷の女王」シヴァを救出した時と同じ、私にとっての「運命の数字」だ。

「玄人」の名に恥じない、ハードウェアとしての説得力
実は私、パチスロコントローラーには少々うるさい。 自宅にはすでに日本シスコン製や、サミーのPS2用(こちらは『麻雀物語』仕様にパネルを換装済みだ)が鎮座している。しかし、今回手に入れた「玄人」は、それらと比較しても頭一つ抜けていた。

- 驚異の安定感と操作性: 手に取った瞬間に伝わるずっしりとした重量感。そして何より、底部に備わった吸盤がデスクをがっちりホールドしてくれる。レバーを叩き、ボタンを弾く。その一連の動作において、本体が微動だにしない安定感は、実機さながらの没入感を生んでくれる。

- 幅広い対応ソフト:プレイステーション用パチスロコントローラーの難点だが、対応ソフトの幅が狭いという問題がある。日本シスコンやサミーのスロコンは対応ソフト以外ではプレイ中に認識されなくなったりと対応ソフトはかなり限られるものだった。しかし、この「玄人」は手持ちのPS2ソフトを試したが、だいたい対応しているようだった。「パチスロ宣言2」や「吉宗」も問題なくプレイすることができた。
- 「救出した」という満足感: 動作も全く問題なし。ハードオフのジャンク品意外とだいたい普通に動くでお馴染みだが、それは今回も適用された。1,650円で「理想の操作環境」をサルベージできた快感は格別だ。
デスクを占領する「贅沢な悩み」
もちろん、良いことばかりではない。 唯一にして最大の弱点を挙げるなら、**「とにかくデカい」**ことだ。 ハンドルコントローラー「GT Force」を導入した時も感じたが、この手の専用機材は場所を取る。デスクの上が「玄人」に占領される様は、まさに圧巻。だが、この「場所を取るほどの本気度」こそが、趣味に没頭するおじさんのプライドを刺激するのだ。

手持ちのサミー製や日本シスコン製と並べてみると、その日の気分やソフトに合わせて「今日はどの筐体で打つか」を選べる贅沢。トミカのフェラーリを眺め、所有感に浸るあの感覚に近い、満たされた時間がそこにはある。

結論:この「手応え」こそが明日の活力
1,650円。 ランチ2回分程度の投資で手に入れたのは、単なるジャンク品ではない。 ショップの隅で眠っていた名機を救出し、自分だけの完璧なホールを自宅に構築したという達成感だ。
動作良好。打ち心地、最高。 これがあるから、また明日も(仕事という名の激アツ演出がない日常に)戻ることができるのだ。 もし、あなたもハードオフの棚の隅で、静かに牙を研ぐ「玄人」を見つけたなら、迷わずレジへ持っていくことをお勧めする。その重量感は、きっとあなたの日常に心地よい重みを与えてくれるはずだ。
参考リンク:ハードオフ
Photos:私の中のおじさん

