韓国のイラストレーターChowbie氏が手掛ける『Nunholy』は、steamで2025年1月にリリースされたタイトル。

一見すると艶やかなキャラクターデザインが目を引くファンサービス重視の作品に見えるが、その実態は「硬派で中毒性の高い見下ろし型ローグライト・アクション」
本作の魅力を、ライターの視点から3つのポイントに絞って紹介。
1. 「背徳」か「純潔」か、戦略を左右する究極の二択
本作最大の特徴は、倒したヴァンパイアから得られる「血塊」の使い道。
- 吸収(背徳の力): ヴァンパイアの異能をその身に宿し、強力なスキルを獲得。

- 換金(人間の力): 血を売って資金にし、聖なる装備品を強化して着実にステータスを底上げ。

この「人外の力に染まるか、信仰を貫くか」という葛藤が、そのままゲームプレイのビルド構築に直結する仕組みは非常に秀逸。
2. 『Hades』を彷彿とさせる、手触りの良いハイスピードバトル

本作のプレイフィールは名作『Hades』に近く、ダッシュと攻撃を組み合わせたスピーディな戦闘が楽しめる。敵の激しい攻撃をダッシュ(無敵回避)で避けながら、近接攻撃や銃火器で応戦する、非常にテンポの速いバトルが特徴。

操作感は極めて良好で、アクションゲームとしての完成度はインディー作品の中でも群を抜いている。
3. 目を引くアートワークと、裏腹なストイックさ

世界観は非常に重厚でダーク。「修道女 vs 吸血鬼」という古典的な対立構造をベースに、耽美で背徳的なアートスタイルが全編を彩っている。
イラストレーターChowbie氏による修道女たちのデザインは非常に魅力的で、いわゆる「セクシー」な要素も含まれている。しかし、内容は決して安易なアダルトゲームではない。
敵の攻撃パターンを読み、リソースを管理し、死を繰り返して恒久的なアップグレードを重ねていく――その核にあるのは、極めてストイックなローグライト体験。
まとめ
手ごたえのあるハイスピードバトルアクション。
各エリア(ダンジョン)はランダム生成され、道中で手に入るアーティファクトによって、プレイするたびに異なる戦闘スタイルが構築される点は周回を飽きずにプレイできる要素となっている。
ユニークな点としてテトリス型のインベントリシステムがあり、道中で手に入る「アーティファクト」は、バックパック・バトルのようなグリッド形式のインベントリに配置。
アイテムごとに形状(L字や正方形など)が異なるため、限られたスペースにどう詰め込むかというパズル的な戦略性が求められる。
そして、持ち帰った資源でキャラクターを永続的に強化できる「メタプログレッション」要素が強いため、アクションが苦手な人でも繰り返し遊ぶことでクリアできるよう設計されている点は非常にありがたい。steamでの販売価格は良心的だが、かなりのやりごたえと中毒性のあるゲームに感じた。

参考リンク、screen shot:Nunholy

